鉄道用敷地内への光ファイバケーブルなど敷設について
第1種電気通信事業者が光ファイバケーブルなどの施設を当社鉄道用敷地内へ敷設希望される場合の手続きなどにつきまして、下記のとおり取り扱いを実施しています。
お問い合わせ・調査申し込み窓口
西日本鉄道(株) 鉄道事業本部 施設部 電力課
TEL:092-734-1522 FAX:092-734-1524
申し込み手続き
- 利用される事業者の概要並びに連絡先(担当者氏名)
- 利用目的
- 利用を希望される具体的な区間(地図・平面図など添付)
- 敷設を希望される光ファイバケーブルなどの種類(心線数・外径など)
- 利用開始希望時期、利用希望期間
- その他
お断りする事由
- 総務省「公益事業者の電柱・管路など使用に関するガイドライン」の第3条(貸与拒否事由)に基づき、お断りすることがあります。
- 使用を希望する区間に空きがない場合。
- 当社の計画において当該区間(利用希望区間)を利用する計画がある場合。
- 当該区間(利用希望区間)の大規模な改修・移転計画などがある場合。
- 伝送路設備が当社の技術基準に適合せず、建設・保守において困難がある場合。または、その恐れが強い場合。
- その他、当社公益事業の遂行に支障のある場合、または、その恐れが強い場合。
手続きの流れ
- 問い合わせ
希望される鉄道施設使用区間・光ファイバケーブルなどの仕様・希望使用開始時期などについて窓口にお知らせ下さい。 - 打ち合わせ
希望される区間の鉄道施設の状況 ・工事施工方法(当社の受託工事とします。) ・鉄道施設使用料 ・保守管理委託料・事前調査(調査期間、調査費用)などに関する打ち合わせをさせて戴きます。 - 調査申し込み
計画協議書を提出して戴き、事前調査に対する受委託契約を締結した後、事前調査を始めさせて戴きます。 - 調査結果打ち合わせ
・主な工事内容の説明及び工事概算金額を提示させて戴きます。
・貸与拒否する場合は、その事由を提示させて戴きます。 - 基本協定締結
鉄道施設使用に関する基本事項を定めた協定を締結させて戴きます。 - 工事施工に関する手続き
工事区間・工事工程などを確認させて戴き、工事施工に関する受委託契約を締結させて戴きます。 - 工事施工
実施設計並びに工事の施工をさせて戴きます。 - 竣工検査及び鉄道施設使用契約の締結
・竣工検査の後、受託工事費の精算をさせて戴きます。
・鉄道施設使用契約並びに光ファイバケーブルなどの保守管理受委託契約を締結させて戴きます。
調査費用
申し込みに対して、現況調査を行う場合は調査費(人件費、事務費、交通費、当社利潤など)を負担戴きます。尚、詳細については別途打ち合わせをさせて戴きます。
調査申し込みから貸与可否決定までの標準的な期間
概ね、2ヶ月程度。(鉄道施設の状況調査及び工事費用などの概算算出期間など)
但し、 利用区間の長さなどにより変更する場合があります。
標準的な施設使用料及びその算定方法
鉄道施設の使用料は、使用される施設の建設費、金利、土地使用料、保守管理費、当社利潤等をもとに算定いたします。
なお、施設使用料とは別に、通信事業者様の通信設備の保守管理費が必要となります。
支障移転
鉄道沿線においては、河川改修・道路拡幅に伴う踏切道の拡幅工事など、工事が発生する場合光ファイバケーブルなどの移転が生じる場合があります。その際の移転費用を負担して戴くことになります。
機能支障
踏切事故などにより、光ファイバケーブルなどの機能支障が生じる場合がありますので、ご理解ください。尚、その際の補償などについては当社としては一切関知致しません。
当社が保有しております光ファイバケーブルの貸し出しについて
当社が保有しております光ファイバケーブルは、全て鉄道事業用として敷設しているもので、現時点では他社にお貸しできる余裕は持っておりません。