西鉄電車では他にも、「Happy Delivery Project」と題して駅務員や整備士など、鉄道に関わる様々な職員の記事を公開しています。興味を持たれた方はぜひこちらもご覧ください!
―――――若いお二人におたずねですが、なぜ西鉄で働こうと思ったのでしょうか?
小山:周りの友人はゼネコンに行った人も多かったですが、私は福岡で働きたくて。少しでも自分の持っている知識を活用していける、土木の技術職を希望して入社しました。
古賀:私は大学では地盤防災のことを勉強していました。仕事へのやりがいはもちろんですが、地元が柳川なので、福岡のまちづくりに貢献したいと思い入社しました。保線の仕事は、縁の下の力持ちというか、電車を当たり前に安全に運行させるという仕事です。だからこそ、当たり前を支えるという意味で責任を感じますね。線路のことはこれまで学んでいなかったので、日々新たなことを学び、またそれがお客さまの快適で安全な移動に生かされることにやりがいを感じています。
―――――地元で働きたいというのが大きな動機の一つなんですね。先輩社員の方々はどのようなところでやりがいを感じていますか?
菅:やりがいを感じる。というより、日々業務を行う中で嬉しい気持ちになることは多くあります。私のいる施設係はお客さまとの接点が多い部署です。例えば昼間にホームの点字タイルのがたつきを補修している際、お客さまから直接お礼を頂くこともあります。そのお声を頂いた時は素直に嬉しくなりますね。西鉄全体を見てみると小さな仕事かもしれませんが、約100kmある西鉄の線路や駅などを一つ一つ点検して守っていくことが、確実で安全な電車の運行下支えとなり、お客さまの安心につながっている、と感じる瞬間でもあります。
平嶋:どうしても地味な仕事なので、すぐにやりがいを見出すのは難しいかもしれませんね。線路や枕木など、ひとつずつは小さなものですがレールの傷や摩耗の改善に、自分の仕事が生かされているということに日々やりがいを感じています。
菅:運転士の方は実際にお客さまに見える仕事ですが、ぼくたちの仕事って電車が止まった後の、見えない仕事が多いですね。この見えない仕事には、数百人という人が携わり、電車運行の安全を保っています。これだけの手をかけて初めて、安全に電車を走らせているんだな、という実感はありますね。
普段はなかなか見えないところでの業務の上に「電車を安全・安心に走らせる」ことが成り立っています。
線路保全の担当者は、プライベートで電車に乗るときもついつい先頭車両で線路の様子を見てしまうんだとか。ちょっとした音や振動で違いを感じることもあるそうです。
西鉄電車にご乗車の際には、たまには足元から聞こえてくる音に耳をかたむけてみてはいかがでしょうか。
次回は、保線課のとある一日をご紹介します。 お楽しみに!
Happy Delivery Project