運行状況

にしてつの"ひと"

だざいふ遊園地の"ひと"

 昨年からの新型コロナウイルス感染症による影響がまだまだ続く中でも、『夏野菜の収穫体験』『夏のワイワイ水遊び(ビニールプール)』『もりのパターゴルフ』など、様々な工夫でお客さまにほっとしたひと時を提供しているだざいふ遊園地。その企画はスタッフのアイデアから生まれているものばかりのようです。そんな個性的な企画を支える若手社員に話を聞いてみました。

左:入社8年目、広報担当の扇 春奈さん。
母娘でだざいふ遊園地に勤める。お弁当作りはお母さんの担当だそう。

右:入社5年目、営業担当の桑原 亮さん。
趣味はゲーム。太宰府の好きなスポットは夜の静まりかえった太宰府天満宮の参道。

―――『夏野菜の収穫体験』や『夏のワイワイ水遊び』など、どういった経緯で企画を作ったのでしょうか。

(扇)
 新型コロナウイルスの流行でイベントやお出かけの機会が減り、来園者も減少する中、少ない予算の中で知恵と工夫でお客さまに楽しんで頂きたいとさまざまな企画を行っています。夏野菜の収穫体験は、学校での栽培活動などが難しい中、お子さんの学びの場となればと始めました。もともと花壇があったところを耕して夏野菜を植えています。 

 自然を相手にしているので、当日までわからない要素も多く、試行錯誤での取組でした。前日の夜まで十分に収穫できそうだと思っても、翌朝来てみると動物に食べられてしまっていた時は焦りました笑。ホームページやInstagramでの告知だけでしたが、開園してすぐに予約でいっぱいになるほど興味をもっていただけたのでよかったです。 

 だざいふ遊園地は、学問の神様である太宰府天満宮のおひざ元の遊園地ということもあり、「遊びと学びの遊園地」というコンセプトを掲げています。さまざまなイベントも、このコンセプトを大切にして企画しています。



園内には、大きくコンセプトも。
昨年新しくできた「だざいふおもちやのもり」。木のぬくもりにふれる遊びと学びの施設です。

―――なるほど、企画には「学び」の要素がちりばめてありますね。

(桑原)
 『夏のワイワイ水遊び』ですが、以前は大型のプールを設置して楽しんでいただいていました。しかし、ソーシャルディスタンスが必要な中、より楽しんでいただくために、ひと家族ずつの小さなプールを準備することにしました。小さなお子さま連れのご家族にご好評いただいています。

 また、親子のかかわりも大事にしたいと考えています。自分たちでコースを整備してパターゴルフ場を作ったのですが、私自身、遊園地で父親に後ろからクラブを握ってもらいながら教えてもらったことが思い出にありました。そういった形でのふれあい、学びの場はこれからも増やしていきたいですね。


(以前)大型のプールを使用
(現在)ひと家族ずつ楽しめる小型プール